Home / 歴史幻想 / 黒天使たちの飛行戦記 / イギリス本土防空戦編 第8話 日本からの援軍到着

Share

イギリス本土防空戦編 第8話 日本からの援軍到着

last update publish date: 2026-05-30 18:39:50

1944年 11月 イギリスリバプール近郊にて

11月に入りイギリスは曇りや雨が続く天気になり敵サイドからの空襲も少なくなってきていた。その頃リバプールの港に日本からの増援艦隊が入港したわね。

どうやら東南アジアから大量の生ゴムに錫、マンガン、アルミなどの航空機用の材料、キニーネなどの薬品や中東の石油がイギリスにはいってきたわね。そして日本では第二線となった空母赤城、加賀、蒼龍、飛龍を含む空母機動部隊が援軍としてやってきたわね。

日本本国で先行量産されたという18試局地戦闘機「震電」20機と予備部品40機分がイギリス空軍基地に配備となったようね。

まあ、本国では既に局地戦闘機「震電」が厚木などの主だった空軍、海軍基地に配備され迎撃機として活動しているようね。イギリスからニッケルが輸入が順調らしく排気タービン装備の局地戦闘機「雷電」やらキ-87などの採用と装備が進んでると聞いたわね。まあ私たちはイギリスの地で活躍となるからね。

私はその頃ジェット機部隊で迎撃を行っていたけれどジェットエンジン製造工場ラインが敵B29の爆撃で被害を受けて予備エンジンの供給が途絶えて飛べない翼の状況になって
Continue to read this book for free
Scan code to download App
Locked Chapter

Latest chapter

  • 黒天使たちの飛行戦記   番外編 その2 水瀬司令官の休日

    1948年 2月 水瀬司令自宅にて「今日は久々の休日ですか。ならば子供達のあいてをといいたいけれど子供たちは皆家をでちゃったのでしたね」私は水瀬暁子。大日本帝国陸軍いえ、今は航空軍大佐でしたね。家族はいるにはいたのですが夫に死に別れ、息子も独立しちゃいましたからね。そんな感じでガランとした自宅の掃除と洗濯をしてお昼ご飯を食べた日曜の午後突然の来客がやってきたわね。「お久しぶりです。司令。その、神尾、いや高槻さんから鮟鱇《あんこう》をもらったのですが私一人で食うのもアレなんで司令一緒にどうでしょうか。ダメなら料理屋に持って行こうとおもったのですが」それを聞いた私は答える。「いいわよ。せっかくの鮟鱇《あんこう》ですからね。これだけ巨大だと二人で食いきれるかしらね~」「多分行けるのではないでしょうか。ところで司令は鮟鱇《あんこう》は捌けるのかな」「それが残念ながらダメなのよ。ユキはどうなの」「一応、叔父夫婦に散々仕込まれたので、一応は解体できます。台所借りますね」そういって彼女は流しに立って手馴れた手つきで釣り上げた鮟鱇《あんこう》を綺麗に解体して背骨と頭骨だけ残して残りの部位を綺麗に分けて、腸などもきれいに洗って食べられるように切り分けていた。「随分と手馴れているわね」「ええ。苫小牧の実家が魚屋だったので幼い頃から魚の解体などをさんざんやらされましたよ。鮟鱇も例外なくですね。まあ、それでも戦力にはなっていたのかケチだったのか高等小学校すら満足に行かせてもらえませんでしたよ。まあ、テメエのところのバカ息子には優遇していたようでしたがね。まあ、それはともかく今日は寒いので味噌仕立てのアンコウ鍋にアン肝、フライなどアンコウを使った料理を出しましょう」そういうと彼女は手馴れた手つきで仕込みをしようとするので私も助手として活躍していたわね。そしてその夜こたつの上にはあんこう料理の数々が並んでいた。で、彼女と食事をしている時に尋ねられた。なぜ。貴方はこのような職業についたのかとね。それで私は語ることにした。どうして軍人になったのかをね・・・。私は水瀬暁子。女学校を卒業したばかりの18歳ね。家が御一新の頃から代々続く軍人の家系とはいえ、兄貴たちは貧乏士官になるのはごめんだとばかりに特待生として帝大に進んで外務省や内務省の役人になっちゃったわね。で、残

  • 黒天使たちの飛行戦記   番外編 その1小隊長の結婚式風景

    1947年 12月10日 とある結婚式場にて・・・ここに一人の花嫁が結婚式を挙げるべく控え室にいた。「隊長も随分と美しい姿になりましたね。なんというか馬子にも衣装というやつかしら」「なんやて~。まあ、事実やからしゃあないな。でもなウチはこう見えても元々はいいところの嬢ちゃんやったんやで。ユキにはまだ話してなかったけどな」「それは初耳です。そういえば幾度も死線をくぐり抜けてきた間柄でしたがお互いの身の上は話してませんでしたね」と、会話をしていると第一種礼服に身を包んだ女性が控え室に入ってきた。「貴方もりっぱな花嫁になって私も嬉しいですよ」「そんな。水瀬大佐に晩酌人になってもらって感謝しております。うちの両親もいればよかったんですが・・・」「ですね。おもえば、貴方とも随分と長い関係でしたね」「そうやな。水瀬隊長に誘われてなかったら今こうしているかどうかですもんね」「ですが。それは貴方の努力の結果ですよ」「そうやな。まあ、いい機会やからウチがどうしてこんな稼業をするようになったか言うたるわ」そして彼女は語り始めた。ウチは神谷晴子 18歳 大阪出身の女学生や。いや。だったというべきかな。卒業間際に実家の事業で下手打って家が没落してしもうたからなぁ。で、どうにか青桜女学院というところをなんとか卒業したウチはこれからの身の振り方を考えていたんや。「むー。見事に無一文か。このさい芸者か娼婦になったろうかいっそのこと」その時ウチのオヤジの知り合いだった水瀬という女性が言ってきたんや。「あなた。女学校を卒業したのよね」「そうなる。で、無一文に近いからカフェの女給になったろうかと算段していたんやが」「そう。だったら軍に入らないかな。海軍では女性従者募集があるし陸さんでも似たようなのがあるよ。軍隊ならば男も選り取りみどりの上に衣食住にも困らないからどうかしら」とまあ、そんな甘言というか誘いにホイホイと乗ったのよね~。まあ、入隊試験にはとりあえず学科も実技もどうにか合格し、何とかなったというか色々とあってね。ほんらいなら輜重段列の部隊か通信系と思ったんやけどどこをどう間違えたのか航空兵の過程に配属されてそこで航空機の力学、気象学、構造や電信、航法などをすべてを教わったんや。で、基礎訓練が済んだウチはそのまま中華事変で機材輸送の任務についたんや。

  • 黒天使たちの飛行戦記   第一部エピローグ

    1947年11月 各務ヶ原飛行場「これが川崎航空機工業が開発した超音速実験機桜花や。これは大型爆撃機に吊るされて高度6000から投下されて飛ばす代物や。理論上はマッハ1.1までは出るそうやけど今まで挑戦してきた連中は音の壁を越えられずに皆バラバラになったんや。ユキあんたがどうなるかわからんがウチとしては死なせたくはないね」「そうかもしれません。ですが誰かがそれをやらないとね。何事にも最初はありますよ」「そうやな。それじゃあ行こうか」 そんな感じで私は与圧服に着替えて与圧面を被り酸素供給箱を持って機に乗り込んだわね。日本が立ち遅れていた大型機の分野でレシプロエンジンでは勝てないと悟った軍はいち早くジェットを採用した。この大型機もジェットペラエンジンとターボファンジェットエンジン搭載の混合機として生まれた「連山」に乗り込み機体は離陸し高度6000にあがり私は与圧服の状態を確認しそして桜花に乗り込む。 いつものように緊急用射出座席の導通状態を確認、計器、舵の状況を確認。そして補助動力装置を動かして主エンジンを動かすための圧搾空気を作る。そして、圧搾空気により主エンジンのタービンを回して始動可能回転域に達したことを確認後私は燃料噴射ポンプスイッチをオンにして主エンジン点火を確認し、補助動力装置の稼働を止める。一連の行動をすべて問題なく終えた私は神谷さんに全て良しとの手信号を送る。それを確認した神谷さんが風防を閉めて、爆弾倉から機内に戻った。そして無線機のレシーバーから声が聞こえる。「いつでも降下はいけるで。準備が出来たら言ってくれや」「はい。いつでも大丈夫です。カウント行きます。5.4.3.2.1。降下」 私がそう言うと機体を吊り下げていたフックが外され高度6000から落下するもすぐさまエンジンを吹かして飛行させる。目指すはマッハを突破することだね「現在速度マッハ0.89。これより音速突破試験を開始する」 そして私はスロットルレバーを常用最大位置に合わせ補助ブースターロケットを作動させる。その上再燃加速装置のボタンをおしてスロットルをさらに押し込むことでエンジンは最大出力を発揮していた。「現在0.96、9.7。振動発生。舵はまだに動くマッハ0.99。さらに振動がひどくなってきた」 その直後伊勢湾上空に爆発音とも言える音がした。で、神谷さんが私をひっ

  • 黒天使たちの飛行戦記   脱出船団航行編 第3話 脱出船団は無事に日本内地に到着し戦争は終結する

    1945年 10月19日 横須賀港ついに私たちは無事に日本にたどり着くことができた。しかしながら米軍の攻撃も激しくアリューシャンから飛び立ったB29による戦略爆撃は関東地方にも少なくない被害を与えていたようね。市街地はあちこち焼けていた。話に聞くと私が住んでいた苫小牧は港町であり石炭の積出港だったから相当ひどくやられたようね。まあ、港湾機能はかろうじて残っていたそうだけど。イギリスの未完成艦バンガードは途中の呉に入港しそこのドックで空母に改装されることが既に決定済みだそうね。もっともどう急いでも就役は年単位の話になりそうだけどね。それから赤城、加賀も修理のために佐世保で修理が行われることになった。私たちが乗った信濃は無事に横須賀に入港し私たち乗組員は検疫のために横須賀の施設で数日隔離となり、軍医の診断を受けて問題がないことがわかったので私たちは新しい衣服が与えられそれに袖を通して再び日本の地をふんだわね。そして私たちの部隊は移動用のトラックに乗って福生の飛行場へと移動したわね。そこで待っていたのは私が大尉に昇進と金鵄勲章の授与だったわね。まあ、それは神谷小隊長も同じくということになるのかな。そして私がイギリスで最後に飛ばしたJ7W局地戦闘機「震電」ジェット仕様のサンプルは直ちに技術本部に移送されそこで解析がおこなわれたそうね。まあ、それには整備班長の真田少佐も出向したそうね。同じく船団に乗っていたジョージビダン率いるジェットエンジン技師たちも開発技師として水瀬、如月、来栖川、三菱航空機、中島飛行機などに引き抜かれた。そして、私の処遇は今年の4月から出来た陸軍航空隊と海軍基地航空隊が統合されてできた大日本帝国航空軍に編入されそこで帝都の空を守る侍として迎撃任務に就くことになった。そうそう、ほかの皆さんについてもいわないとね。まあ、こちらに来た時に居たメンバーだけど藤井さんはイギリスで戦死したし智代は怪我したけれど末期に復帰して対地攻撃とケープ沖でも生き延びて少尉になったわね。そして向井の姉御と菊池ちゃんもなんとか生き延びたみたいね。補充要員とはいえ生き延びれたのだからそれ相応の実力を持っていたということになるわね。そのような感じで日々を過ごしていたわけだけど、12月1日に世界が驚く事件が遠くの地で起こったわね。ヨーロッパのナチスドイツの総統であ

  • 黒天使たちの飛行戦記   脱出船団航行編 第2話ケープタウン沖海戦

    1945年 6月21日ケープタウン沖500キロとうとう我々脱出艦隊は追撃してきた米独艦隊と交戦となった。この日の午前中敵機動部隊から発進してきた敵の戦爆連合約200機が後方で警戒していた駆逐艦のレーダーが発見し私達や戦闘機乗りの連中にたいして緊急発艦の号令が発令された。「どうやら。敵さんもうちらの制空権に入る前に叩いておこうとしたんやな」「そのようですね。旧型だろうが飛べる機材があるなら飛ぶしかないでしょうね」「そやな。英軍連中も頭数になるやろな。まあ、直衛やけど数は力やで」「ですね」そんな感じで私たちは飛行長からの指示を受け直ちに飛行甲板へと上がった。既に飛行甲板では整備兵たちが機体のエンジンを回していたので私は手馴れた手つきで機体に乗り込み。整備兵に手伝ってもらいながら座席ベルトを装備しパラシュートの開傘索のフックを所定の場所に装備し計器のチェック。酸素マスクの確認といった規定通りの手順を素早く済ませて待機。そして攻撃隊の連中が空中退避のためにカタパルトを使って次々と発艦しその直後に発艦士官からゴーサインがでる。整備兵に車輪止めを外してもらいそのままエンジン出力を上げて発艦する。その数約150機の戦闘機が迎撃のためにあがっていた。そして艦爆や艦上攻撃機たちは大部分は非武装で一部の対潜哨戒用の連中も同じく後方に退避行動を取っていた。そして私たちは金剛の管制に従って所定の空域へと機を飛ばす。まあ、この辺はイギリス本土で散々やっていた手順だからね。で、私はいつのまにか英国連中の指揮官に祭り上げられちゃったようで。私以外の編隊のメンバーは英国の連中だったりするね。で、敵の右側下部に敵編隊を発見したと司令部に伝え、編隊無線にもわれに続けと言って燃料コックを切り替え増槽を切り離して機銃を全て装填させて敵編隊に向けて降下したわね。もちろんダージリンたちもあの英国防空戦を戦い抜いた歴戦の勇者ゆえに機材が違っていたとしても体が覚えていたというかんじかしらね。私の挙動に皆ついていけていたわね。そして敵編隊に一撃を食らわせて一度戦場から離脱し返す刀で再び敵編隊の死角から急上昇させて敵機のエンジンやコックピットに多数の銃弾を敵さんに食べさせてあげた。その機は当然煙を吹いて大西洋の藻屑となるべく煙をだしてその後火が付いたらしく火と煙の尾を引いて海上へと墜落し

  • 黒天使たちの飛行戦記   脱出船団航行編 第1話船団航行記

    1945年5月15日 大西洋上イギリス女王陛下を乗せた我々帝国海軍艦隊は脱出船団と離脱し船団と英国本国艦隊の大部分はカナダのハリファックスという港を目指すそうね。女王陛下はシンガポールに向かうということで空母イラストリアス、ビクトリアス、インドミダブル、フォーミダブルを主体とした空母機動部隊になるわね。それにKG5世級が加わる編成になるわね。アタッカー級やルーラー級たち護衛空母郡と多数のエスコート艦隊はカナダに向かう船団護衛に回ったわね。で、ユニコーンも同じくカナダに向かった。で、私たちはというと空母信濃にある予備機を使ってイギリス連中をぶっつけ本番で空母乗りにするべく猛訓練中ということになるわね。対潜哨戒を兼ねてね。まあ、軍艦ゆえに「働かざる者食うべからず」ということなんだろうねぇ。まあ、私達帝国陸軍から派遣組は空母への着艦、発艦をマスターしているのですぐに感覚を取り戻したけれど問題はイギリス空軍連中の教育ということになるわね。まあ、で、練習機材としてポンコツ旧型の九七式二号艦攻や九九式艦上爆撃機をつかった対潜哨戒任務に彼女たちを使わせることにしたわね。で、私は旧型となった100式ああ。これは陸さんの名称だった。海軍名称三菱 零式艦上戦闘機53型爆撃戦闘機仕様をあてがわれて対潜哨戒と艦隊直衛任務を与えられたわね。で、ダージリンたちは九七式二号艦攻をみて全金属製の単葉艦上機があるなんてと驚いていたようね。まあ、英軍の艦上機ってまじで二枚羽のおんぼろソードフィッシュだったからね。で、後継機もアルバコアという二枚バネのポンコツだったので日本が見るに見かねて14試艦攻と彗星艦爆の設計図を送ってライセンス生産という運びになったからね。まあ、流石の大英帝国も空母機動部隊主体とした艦隊編成にはついていけれなかったということかしらね。私たちは当初の予定ではジブラルタルを通過後マルタ、アレクサンドリアからスエズを抜けてインド洋に入る予定だったけれどどうも信濃の喫水と日本からのタンカーたちがでかすぎてスエズは無理ということなので急遽ケープタウン経由となるわね。問題は赤道を越えてから南極近くを通るわけだけど南半球は冬でおまけに吠える海、荒れ狂う海を抜けることになるわけだからこれからどうなるやら・・・まあ、だいたいの日課として私たち搭乗員は朝夜明けとともに出

More Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status